モルックのルールと使い方
Easy Molkky Live — スコアを記録しながら試合を録画・ライブ配信できるアプリ
モルックは、木の棒を投げて数字の書かれたピンを倒す、フィンランド生まれのスポーツです。ルールはシンプルですが、50点ちょうどを狙う計算と、超えたら25点に戻される緊張感が独特の面白さを生みます。
このページでは、モルックの基本ルールと、Easy Molkky Live での記録・配信のしかたをまとめています。
モルックの基本ルール
モルック(Mölkky)は1996年にフィンランドで生まれました。倒す対象は1から12までの数字が書かれた12本の木製ピン(スキットル)で、これをモルック棒と呼ばれる木の棒を投げて倒します。
得点の数え方
ここがモルック最大の特徴です。倒れた本数によって点数の数え方が変わります。
| 倒れたピン | 入る点数 |
|---|---|
| 1本だけ | そのピンに書かれた数字がそのまま点数(例: 12 を倒したら12点) |
| 2本以上 | 倒れた本数が点数(例: 5本倒したら5点) |
| 0本 | ミス。0点 |
つまり、大量得点を狙うなら1本だけを正確に狙う必要があります。狙いが甘くて何本も倒すと、かえって点数が伸びません。
50点ちょうどで勝ち
先にちょうど50点に到達したプレイヤーの勝ちです。
50点を超えてしまうと、得点が25点に戻ります。 残り数点というところで大きく倒してしまい、振り出しに近いところまで戻される——これがモルックの醍醐味です。終盤は「何点を狙って投げるか」の駆け引きになります。
3回続けて外すと失格
1本も倒せない投擲が3回続くと失格になり、その試合から抜けることになります。安全に小さい数字を狙うか、勝負に出るかの判断が必要です。
倒れたピンは、その場に立て直す
倒れたピンは元の位置には戻さず、倒れた場所にそのまま立て直します。試合が進むにつれてピンは散らばっていき、狙いにくくなっていきます。
Easy Molkky Live はこれらのルールを自動で処理します。50点ちょうどの判定、超過時の25点への戻し、3回連続ミスによる失格、失格者を飛ばした順番管理——手計算や記憶に頼る必要はありません。
試合を始める
- プレイヤー名を追加します。一度入力した名前は次回から候補に出るので、いつものメンバーなら選ぶだけです
- 試合形式を選びます(後述)
- 必要ならターン制限や試合時間制限を設定します
- 「ゲーム開始」を押します
サインインは不要です。そのまま始められます。アカウントでログインすると、戦績が別の端末にも引き継がれます。
投げる順番をルーレットで決める
「投げ順ルーレット」をオンにしておくと、試合開始時に順番をランダムに決められます。じゃんけんの代わりに使えます。
点数の入れ方
- 1本だけ倒れたら、そのピンの番号を押します
- 複数倒れたら、倒れた本数を押します
- ミスは 0 を押します
- 間違えたら「戻る」でひとつ前に戻せます
試合が終わった直後でも、結果画面の「点数を修正する」から直前の投擲に戻って直せます。
37点ルール
大会などで使われることがあるローカルルールにも対応しています。「0(ミス)」を長押ししながら上にフリックすると [25↓] 37点ルール のバッジが出ます。指を離すと、そのとき投げているプレイヤーが37点以上であれば、得点を25点に戻します(1ミスとしてもカウントされます)。対象は手番のプレイヤーだけで、他の人の得点は変わりません。37点未満のときは何も起きず、その旨が表示されます。
投擲の内容を記号で残す
「何点入ったか」だけでなく、どういう狙いが成功したかを残せます。あとで戦績を見返すときに、試合の流れを思い出せます。
| 操作 | 記録される内容 |
|---|---|
| 再タップ(0.3秒以内に同じボタン) | ◯囲み — 単品狙いの成功 |
| 長押し中に上フリック | □囲み — 本数ガシャの成功 |
| 長押し中に下フリック | ◯囲み(同上) |
| 長押し中に左フリック | 寄せ成功(数字に ← を重ねて表示) |
| 長押し中に右フリック | 飛ばし成功(数字に ↑ を重ねて表示) |
付けた記号は、スコア表・戦績・結果カードのすべてに反映されます。
試合形式を選ぶ
| 形式 | 内容 |
|---|---|
| 先取(〇先) | 決められたセット数を先に取ったほうが勝ち。2先・3先・4先・5先・11先から選べます |
| セット数固定(〇番) | 1・2・10セットを戦い、通算で勝敗を決めます |
| 3番(3セット) | 3セット固定で戦う形式です |
| ターン制限 | 上限ターンを決めて、終了時点で一番点数が高い人が勝ち。同点トップなら引き分けです |
| 試合時間制限 | 開始後にカウントダウンが始まります。時間切れのとき、そこで終えるか続けるかを選べます |
3人・4人で遊ぶときは、人数に応じたセット数(6・9・8・12セットなど)も選べます。
試合中に形式を確認する
試合中の画面の左上に「SET 2 3先」のように、いま何セット目かとどの試合形式かが並んで表示されます。
途中でセット数を増やす
「2先で始めたけれど、やっぱり3先にしたい」「10番で戦っていたけれど、時間があるので12番にしたい」というときは、セットが終わったときの画面でセット数を増やせます。投げ順の並べ替えができる、あの画面です。
増やすことしかできません。ただし、その画面を開いているあいだなら、増やした分を元に戻せます。「次のセットへ」を押すと確定します。
セット数を変えると次のセットの投げ順が決まり直します。先取の形式では、最終セットが近いと合計得点の高い順に投げる決まりがあるためです。手で並べ替えたあとにセット数を変えると、並べ替えはやり直しになります。セット数を先に決めてから、投げ順を調整してください。
試合が決着した場面では増やせません。あくまでセットとセットのあいだです。
サバイバルルール
多人数で遊ぶとき、失格になったプレイヤーは自動的に順番から飛ばされます。最後の1人になった時点で試合終了です。
1人用モードと100均モード
セルフ5ターン / セルフ6ターン
プレイヤーが1人のときに選べる練習モードです。決められたターン数以内に50点ちょうどを作れたら成功。連続成功回数を伸ばしていく、記録更新型の遊び方です。
100均モード
2セットを使った変則ルールです。1セット目は通常どおり50点を目指します。2セット目は、1セット目との合計で100点ちょうどを狙います。合計が100点を超えると75点に戻ります。
録画とライブ配信
試合画面の上部にカメラ映像が表示され、スコア表がそのまま映像に焼き込まれます。見ている人にも点差が伝わる動画になります。
動画エリアのタップ、または画面上部のビデオアイコンで ON / OFF を切り替えられます。
4つのモード
| モード | 内容 | 事前準備 |
|---|---|---|
| 録画 | 端末に動画として保存します。配信はしません(初期設定) | 不要 |
| YouTube Live | 自分のYouTubeチャンネルに配信します | 必要(下記) |
| Twitch | 配信キーを貼り付けて配信します | アカウント作成のみ |
| Live Stream | 専用の視聴URLを発行して配信します | 不要 |
YouTube Live を使う前に
お使いのGoogleアカウントのYouTubeチャンネルで、ライブ配信を有効にしておく必要があります。
- YouTubeの機能ページを開きます
- 「ライブストリーミング」から申請します
- 電話番号によるSMS認証を行います
- 有効化まで24時間かかります(YouTube側の仕様です)
有効化が済んでいないと、配信開始時にエラーになります。試合当日ではなく、前日までに済ませておいてください。
Twitch を使う前に
Twitchアカウントを作り、PCのブラウザで Creator Dashboard を開いて「設定 → 配信 → プライマリ配信キー」をコピーします。スマホしかない場合は、ブラウザのメニューから「PC版サイト」に切り替えると開けます。
Twitch は YouTube のような24時間待機がなく、アカウントを作ればすぐ配信できます。
配信キーは第三者に知られると勝手に配信されてしまいます。共有PCや画面共有中の操作にはご注意ください。不要になったら設定画面から削除できます。
画質とスコア表示の設定
| 設定 | 選べる値 |
|---|---|
| 配信の解像度 | 低(フルHD 1920×1080 @20fps・初期設定)/ 中(QHD 2560×1440 @30fps)/ 高(3K 2880×1620 @30fps) |
| スコア表示の大きさ | 小(名前と得点のみ)/ 中(+獲得セット数・直近4投・推奨)/ 大(+直近8投・試合形式・合計得点) |
中・高解像度は通信量とファイルサイズが大きくなります。端末の発熱や電池消費も増えるので、Wi-Fi環境での利用をおすすめします。
配信時間の上限
ライブ配信は週5時間まで無料で使えます(毎週月曜0時にリセット)。録画のみの利用に時間制限はありません。
入力を速くする
Bluetoothのテンキーを接続すると、数字キーでそのまま入力できます。映像エリアを広く取るため得点ボタンは小さめなので、卓上に置いて使えるテンキーがあると格段に速くなります。
| キー | 動作 |
|---|---|
| 1〜9 | ピン番号 |
| 0 | ミス |
| * | 10点 |
| − | 11点 |
| + | 12点 |
| バックスペース | 戻る |
| エンター | ダイアログを次へ進める |
数字キー(0〜9)はPCの通常キーボードでも使えます。ただし 10・11・12 はテンキー専用のキーに割り当てているため、これらを入力するにはテンキーが必要です。
テンキーを繋ぐと、名前が打てなくなることがあります
iPhone・iPadは外付けキーボードが接続されている間、画面のキーボードを表示しません。テンキーには文字キーがないため、プレイヤー名の入力欄をタップしても何も出てこない、という状態になります。故障ではなく、iOSの仕様です。
iPhoneなら、下の設定をしておくと背中を2回叩くだけでキーボードを呼び出せます。一度設定すれば、あとはテンキーを繋いだままで困りません。
背面タップはiPhone専用の機能です(iPhone 8以降)。iPadをお使いの場合は下の「iPad:ショートカットバーから呼び出す」をご覧ください。
iPhone:最初に一度だけ設定する
① 画面のキーボードが出るようにする
- 「設定」アプリ →「アクセシビリティ」→「タッチ」を開く
- 「AssistiveTouch」を開く
- 「ポインティングデバイス」の中にある「オンスクリーンキーボード表示」をオンにする
ここが肝心です。この設定をしていないと、次の手順をやってもキーボードは出ません。AssistiveTouch本体のスイッチは、いまはオフのままで構いません。
② 背面タップで切り替えられるようにする
- ひとつ前の「タッチ」の画面に戻る
- 一番下までスクロールして「背面タップ」を開く
- 「ダブルタップ」を選ぶ
- 一覧から「AssistiveTouch」を選ぶ
iPhone:使いかた
- テンキーを繋いだまま、プレイヤー名の入力欄をタップする
- iPhoneの背面を2回叩く
- 画面のキーボードが出るので、名前を入力する
- 入力が終わったら、もう一度背面を2回叩いて元に戻す
AssistiveTouchがオンのあいだは画面に丸いボタンが表示されますが、そのままでも試合の入力に支障はありません。気になるときは背面を2回叩いて戻してください。
iPad:ショートカットバーから呼び出す
iPadには背面タップがありませんが、外付けキーボードを繋いでいるときは画面の下端に細いバー(ショートカットバー)が出ます。
- テンキーを繋いだまま、プレイヤー名の入力欄をタップする
- 画面の下端に出たバーの右端にあるキーボードのアイコンを長押しする
- 画面のキーボードを表示するメニューが出るので、それを選ぶ
バーが出ていないときや、うまくいかないときは下の「ほかの方法」をお使いください。
ほかの方法
- プレイヤー名を先に入力してから、テンキーを接続する。名前を決めてしまえば、試合中に文字入力を使う場面はありません
- コントロールセンターでBluetoothを一度オフにする。テンキーの接続が切れて画面のキーボードが戻ります
- USB接続のテンキーなら、名前を入力するあいだだけ抜いておくのが手軽です
Androidでは通常、外付けキーボードを繋いでも画面のキーボードがそのまま使えます。もし出ない場合は、「設定」→「システム」→「言語と入力」→「物理キーボード」に、画面のキーボードを表示するかどうかの設定があります(項目名や場所は機種によって異なります)。
戦績を見る
試合結果は保存され、各セットの投擲内容まで振り返れます。アカウントでログインしていれば、機種変更しても引き継がれます。